書誌情報
集英社文庫(日本)
づぼらん 三寄席品川清洲亭
著者
あらすじ・概要
このシリーズは読みながら、ドキドキするし、にんまりするし、共感もできるところが、魅力の一つです。(巻末対談より)
いきなり文庫!
グラグラ、ズシン!「おぎゃー!」江戸市中に大被害をもたらした安政江戸大地震の最中、おえいが玉のような赤ん坊を産み落とした。名前はお初。大工の棟梁の秀八は町の復興に大わらわ。そんな中、神田の両親が清洲亭に避難してきて──。さらに、薩摩の隠密に付け狙われている男を助けたり、病気の天狗師匠の跡目争いの騒動が起こったり。溢れる人情が涙を誘う、落語時代小説シリーズ第三弾。