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書誌情報

集英社文庫(日本)

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著者

著者:瀬戸内 寂聴

あらすじ・概要

憎しみも愛、嫉妬もまた愛 生涯をかけ人は愛することを求めつづける──
九十七歳の著者があなたに贈る、究極の恋愛掌小説集

愛はままならない。だから死ぬまで愛を求める──。舌癌で亡くなった夫の愛人へ妻からの謝罪の手紙。私は鬼です、蛇です。そこには最期の壮絶なやり取りが告白されていた。(「妻の告白」)五歳のぼくが捨てられた日。大好きなママがこんなにいやな声をはりあげるようになったのはいつからだろう。(「その朝」)ちりばめられた愛のカケラが降りそそぐ、齢九十七の著者による初めての恋愛掌小説集。