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書誌情報

集英社文庫(日本)

渋沢栄一 人間の礎

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著者

著者:童門 冬二

あらすじ・概要

今、一番知りたい人物No.1!
幕末から明治創成期にかけて八面六臂の活躍をした男──
新一万円札の顔、渋沢栄一 激動の生涯を一気読み!

「日本資本主義の父」、渋沢栄一。武蔵国血洗島村の農家に生まれた栄一は、幕末には過激な尊王攘夷青年となっていた。平岡円四郎との出会いが彼の運命を変える。一橋慶喜の家臣となり、その本質を捉えたぶれない判断力と交渉力でめきめきと頭角を現していく。パリで学び帰国した後は士魂商才を掲げ、明治維新政府で大蔵省の骨格を作り上げた後、実業界に移り、日本資本主義経済の偉大なる確立者、指導者となる。日本初の株式会社、日本初の銀行、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)、東京商法会議所(現在の東京商工会議所)の設立など、その業績は枚挙にいとまがない。渋沢が設立に関与した会社の数は500以上。
「論語(道徳)とソロバン(経済)の一致」という彼の理念を一貫して実践した生涯であり、精神的なものと経済的なものを両立させたという点で日本第一の人物。数々の業績を残して日本の資本主義を築いた渋沢栄一が、どのようにして偉人になりえたか、それを彼の前半生にさがして描き出す。短くて読みやすく、渋沢栄一の人物像を得るのに最適の書。

【著者略歴】
童門 冬二(どうもん ふゆじ)
1927年10月東京下町生まれ。海軍少年飛行兵の特攻隊に入隊。東京都に入都、都庁在職中は、美濃部亮吉都政3期12年を知事のスピーチライター。1979年に退職、作家活動に専念。1960年には『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補となる。 在籍中に蓄積した人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。代表作は『全一冊 上杉鷹山』。著書多数。