書誌情報
集英社文庫(日本)
眠狂四郎殺法帖 下
著者
あらすじ・概要
円月殺法を前にしたとき読者の時間さえも止まる
加賀の地に踏み入った狂四郎の死闘!
加賀の豪商・銭屋五兵衛の陰謀を阻止すべく、北陸路へと踏み入る狂四郎。入国を阻止せんと加賀の剣士が挑みかかる。若き千葉周作との邂逅を経て、忍法五派との技競べと、戦いは続く。やがて争いは狂四郎、五兵衛、謎の忍者「影」の三つ巴の様相を呈する。能登沖に沈む佐渡船の砂金を得るのは!? 長い旅に終止符を打つべく、地摺り下段の無想正宗が音もなく弧を描く──。圧巻の展開、色褪せぬ傑作。