書誌情報

集英社文庫

琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

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著者

著:伊集院静

あらすじ・概要

明治12年、大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。丁稚奉公先の小西儀助商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。

序章
第一章 鳥井家の次男坊
第二章 丁稚奉公
第三章 ハイカラ修行