書誌情報

集英社文庫

ひとり白虎 会津から長州へ

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著者

著:植松三十里

あらすじ・概要

戊辰戦争に参戦した会津藩白虎隊士・飯沼貞吉。仲間達と自刃したが、唯ひとり蘇生する。江戸の謹慎所で、生き残りと謗りを受ける貞吉に、捕虜受け取り責任者楢崎頼三が、自分の故郷長州へ行こうと誘う。会津を失った貞吉は、敵だった長州へ楢崎と旅立つが……。異郷でもがき苦しみながらも、恩愛を知り、明治の日本人として誇り高く生きた実在の男の波乱の生涯。幕末維新に新しい光を当てる傑作歴史小説。

一 謹慎の寺
二 自刃まで
三 小雪ちらつく
四 傷跡
五 翡翠色の堀
六 口入れ屋
七 ふたつの故郷
八 海峡を渡る
九 飯盛山ふたたび
十 植樹の丘