書誌情報
集英社文庫(日本)
テロリストの処方
著者
あらすじ・概要
勝ち組医師だけが狙われる──!
格差が広がる日本の未来を予見する、戦慄の医療ミステリー。
「とても凄みのある小説だ」有栖川有栖さん(解説より)
「勝ち組医師」を狙った連続テロ事件なのか──事件現場には「豚ニ死ヲ」という言葉が残されていた。そして全日本医師機構の総裁となった狩野のもとにも脅迫状が届く。同期生で医事評論家の浜川は、狩野に依頼され、テロへの関与が疑われる医師・塙の行方を探すことに。高額医療で高収入を得る医師と、失業してホームレスになる者に二極化する医療界。その闇にある陰謀を暴く医療ミステリー!