書誌情報
集英社文庫(日本)
社長室の冬
著者
あらすじ・概要
大手新聞社の身売り!?
不毛な社内抗争、買収劇、メディアの存在意義とは……。
現代を照射する事件小説シリーズ第三弾!
日本新報記者・南康祐は、社内で要注意人物とみなされ、編集局から社長室へと異動。その頃、経営悪化の為、外資系企業への身売り工作が始まっていた。社長が交渉の中心になり、南も渦中に巻き込まれていく。身売りに関して社員や組合が徹底的に反発し、ライバル社への転職者も出る事態に。交渉相手は、紙メディアの存続に関わる買収条件を提示してくるが……。現代メディアのあり方を問う事件小説。