書誌情報

小説/戯曲

母のあしおと

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著者

著者:神田 茜

あらすじ・概要

とある女性の一生を「逆から」さかのぼってみたら……?

北海道に住む、ごく普通の女性「道子」をめぐる7つの物語。

「私」の死後を生きる夫、「私」のお葬式のときの次男、「私」に挨拶にやってきた長男の婚約者……人生の共演者たちの視点から描かれる、とりかえのきかない「私だけ」の人生――

「はちみつ」……夫、和夫。――死んだ妻、道子を忘れて楽しむのは、罪なのだろうか。
「もち」……次男、悟志。――自分は決して「マザコン」じゃないはず。
「ははぎつね」……長男の婚約者、祐子。――お義母さんに嫌われてる。この結婚は失敗するかもしれない。 他全7編の連作短編集。

人生は意外と波乱に満ちていて、それでもやっぱり悪くない。
『ぼくの守る星』に続く、心温まる家族の物語。


【著者略歴】
神田茜 (かんだ・あかね)
北海道帯広市生まれ。1985年、講談師の二代目神田山陽門下に入門。1995年、真打に昇進。独自の新作講談で人気を得る。2010年、『女子芸人』で新潮エンターテインメント大賞を受賞。著書に『ぼくの守る星』『しょっぱい夕陽』『一生に一度のこの恋にタネも仕掛けもございません。』など。

小説すばる掲載