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書誌情報

随筆/ノンフィクション/他

親がやったら、あかん!80歳“おばちゃん”の野球チームに学ぶ、奇跡の子育て

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著者

著者:棚原 安子

あらすじ・概要

「うちの子はいつもダラダラしていて、ちっとも自分で動かない…」
そんな親の悩みをスッと解消してくれる、すごい“おばちゃん”がいる!

コロナ危機で「子どもがずっと家にいるので持て余す」と嘆く親に、
そんなピンチの時こそ「子育てのチャンスや」と“おばちゃん”は言う。

日本中でメンバー不足に苦しむ少年野球チームが多いなか、
名物指導者“おばちゃん”こと棚原安子さん(80歳)が率いる
大阪の「山田西リトルウルフ」は部員140人を誇り、いつも大盛況。

その理由はこのチームに入ると、なぜか「子どもたちが自立して、
社会できちんと通用する人間に育つ」と評判だからだ。
棚原さんは、「プロ野球選手を育てるのが目的やない、
世の中でしっかり働ける子を育てたいんや」と言い切る。

「お茶当番なんて廃止せぇ!」と親の干渉をできるだけ減らし、
「体験なくして成長なし」と小学1年生でもユニホームは自分で洗う。
子どもたちにお金の価値を教え、チームの運営もケチケチでやりくり。
ときには親離れ・子離れをうながし、上下関係の意味を説くこともある。

80歳を過ぎた今でも選手たちと一緒にグラウンドを駆け回り、
内外野に正確なノックを打ち分ける現役バリバリの“おばちゃん”。
50年にわたる子どもたちへの指導で培ったノウハウと哲学には、
子育てに迷う親たちが学ぶべきヒントがいっぱい詰まっている。

【著者略歴】
棚原安子(たなはら やすこ) 
1940年、大阪生まれ。ソフトボール選手として実業団でプレーした後、
72年に夫と「山田西リトルウルフ」を立ち上げ、以来、現在に至るまで
チームを運営し、数多くの子どもたちを一人前に育て上げた。
2016年には全国大会に出場。チーム出身のプロ選手にT−岡田がいる。