書誌情報
集英社文庫
[会社を休みましょう]殺人事件
著者
あらすじ・概要
森川晶は、営業部の若きエリート社員。仕事を他人に任せず、何でも一人で抱え込み、残業と休日出勤をしながら、いつもパニック状態。ある日、彼を高く評価している猛烈部長が会社で殺される。死に至る断末魔の表情がコピーされ、社内にばらまかれていた。この全社騒然の異常犯罪で、森川が疑われるが……。会社人間たちの心理をリアルに描きながら、最後に号泣のどんでん返し! 感動のミステリー。
一 会社を休みたい!
二 係長? それがどうしたの
三 部長が殺された
四 断末魔の表情が二百五十枚
五 晴れた日には葬儀が似合う
六 辞めたいけれど辞められない
七 別離の予感
八 やっぱり会社を休みたい
九 秦野部長を殺した犯人は……
十 絶対に新人賞をとってやるぞ
小説新人賞 応募原稿 プロメテウスの休日 森川晶・作
エピローグ――東海林からの手紙
あとがき