書誌情報

集英社文庫

彰義隊遺聞

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著者

著:森まゆみ

あらすじ・概要

150年前の5月15日、江戸の町は戦場と化した。西郷率いる新政府軍に彰義隊らが立ち向かった上野戦争。いまも銃痕や刀傷が建物に残る。戦争の様子はどのようであったのか。たった一日で制圧されたが故に「烏合の衆」と蔑まれてきた彰義隊の真の姿とは。当時を知る人々の貴重な証言と、膨大な資料をもとに検証する迫力のドキュメンタリー。教科書では学べない、生きた歴史の手触りが感じられる本。

はしがき
第一章 墓を建てた男、小川椙太
第二章 幕末三舟
第三章 彰義隊結成と孤忠、伴門五郎
第四章 東叡山寛永寺
第五章 慶喜謹慎
第六章 渋沢栄一と成一郎
第七章 香車の槍、天野八郎
第八章 錦ぎれ取り、西虎叫畢
第九章 挿話蒐集
第十章 団子坂戦争
第十一章 黒門激戦
第十二章 輪王寺宮落去
第十三章 戦争見物と残党狩り
第十四章 三つの墓
第十五章 隊士のその後、松廼家露八のこと
光るかと見るまに消ゆる花火かな――あとがきにかえて
補遺・ゆかりの人々のことば
明治百五十年の年に。再文庫化によせて
主要参考文献
彰義隊関連年表