『今、恋をしています。』八田鮎子

■STORY

水澤さとみは高校一年生の女の子。中学時代に好きな男の子に告白できなかったことを後悔して以来、次は自分から恋をがんばろうと心に決めています。

ある朝、混み合う電車のなかで痴漢に遭遇！ こわすぎて声を出せずにいると、後ろから守ってくれる人があらわれて… !?

ドキドキしながらそっと振り返ってみると、そこにいたのはすごく背が高くてちょっとコワモテな感じの男子。制服を見ると、同じ高校の生徒のようで…。

駅で彼を見失ってしまいましたが、そのイケメンすぎる行動にときめいたさとみは、学校についてからもドキドキそわそわ。どうしてもお礼が言いたくなって校内を探しまわったところ、廊下で彼を発見！ 勇気を出して話しかけてみると…!?

めちゃくちゃ冷たくあしらわれてしまった!!

けれど次に会ったときには、突然の雨に困っている女子を見て自分の傘を差し出したり、「痴漢によくあうなら俺の近くにこいよ」と言ってくれたり…。寡黙だけど優しい柳生くんに、さとみの胸は高鳴るばかり。

彼のことをもっと知りたいと思ったさとみは、自分から食事に誘おうと決意！ 不器用な誘い方しかできなくて、最初はあっさり遠慮されそうになりますが、そこでめげずに思い切って「どうしても柳生くんと行きたい」と伝えてみると…!?

こうして、新たな恋の一歩を踏み出したさとみ。

柳生くんの言動はズルいほどかっこよくて、男子とのおつきあい経験ゼロだったさとみの心臓は爆発寸前!?

2人のハッピーで極甘な毎日が、今ここからはじまります！

 

今、恋をしています。 1／八田 鮎子 | 集英社の本 公式

好きになったのは、怖いけど優しいひと。好きな人を諦めた中学時代を反省し、恋を頑張ろうと決意して高校に入学したさとみ。電車で痴漢にあっていたところを同じ学校の柳生くんに助けられて恋に落ちるも、見た目が超怖い柳生くんに塩対応されて心折れそう…。でも、行動がいちいちイケメンな柳生くんのことがやっぱり気になって…!?【収録作品】オオカミ少女と黒王子　番外編