書誌情報

集英社文芸単行本

チンギス紀 九 日輪

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著:北方謙三

あらすじ・概要

モンゴル族を統一し、さらにケレイト王国を滅ぼしたテムジンは、弟のカサル、テムゲ、長男ジョチらに出動を命じ、タヤン・カンが統べるナイマン王国との戦いを進める。そのナイマン王国の大軍の中に、ジャムカの千五百騎が、ホーロイ、サーラルとともに潜んでいた。崩れたナイマン軍を見届けて馬首を回したテムジンは、眼前にあるはずのない旗を見る。ジャムカ――。とっさに吹毛剣を抜いたテムジンだが、すさまじい斬撃を受けて落馬する。

蒼氓を離れて
わが名はチンギス
爪牙のみ
冬に鳴く虫
無窮