書誌情報
集英社文芸単行本
真実の終わり
著者
あらすじ・概要
アメリカ建国時の理念と制度は、トランプ政権に打ち砕かれた。しかもその出現は予言されていた。フェイクニュースやプロパガンダがはびこり、客観的事実が消えゆく世界で、私たちはどう生きるべきか。不穏な時代に精神的な立ち位置を示そうとする、ピューリッツァー賞(批評部門)受賞者としても著名な文芸評論家の話題書、待望の邦訳。
はじめに
第一章 理性の衰退と没落
第二章 新たな文化戦争
第三章 「わたし」主義と主観性の隆盛
第四章 現実の消滅
第五章 言語の乗っ取り
第六章 フィルター、地下室、派閥
第七章 注意力の欠如
第八章 「消火用ホースから流れ出す嘘」――プロパガンダとフェイクニュース
第九章 他人の不幸を喜ぶトロールたち
おわりに
原註 追加参考文献
訳者あとがき