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小説/戯曲

最悪の将軍

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著者

著者:朝井 まかて

あらすじ・概要

生類憐れみの令で知られる江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉は、旧来の慣習を改め、文治政治を強力に推し進めて日本の礎を築いた。だが、その評価は大きく分かれている。加えてその治世には、赤穂浪士討ち入りや富士山噴火など、数々の難事が生じた。綱吉は暗君か、それとも名君だったのか。
今も世間に誤解される将軍の、孤高かつ劇的な生涯を、綱吉とその妻・信子の視点で直木賞作家が描ききった傑作歴史長編。

【著者略歴】
朝井まかて
1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年に第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、単行本『実さえ花さえ』を刊行してデビュー(同作は改題ののち、文庫『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』として刊行)。2014年、『恋歌』で第150回直木賞を受賞。同年、『阿蘭陀西鶴』で第31回織田作之助賞を受賞。『藪医 ふらここ堂』『眩』『残り者』『落陽』他、著書多数。