書誌情報

小説/戯曲

我ら荒野の七重奏

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著者

著者:加納 朋子

あらすじ・概要

出版社に勤務する山田陽子は、息子の陽介を深く愛する一児の母。
陽介はトランペットに憧れ、中学校に入り吹奏楽部に入部したものの、トランペットからあぶれてファゴットのパートに割り振られる。陽子は思わず吹奏楽部の顧問に直談判、モンスターペアレントと囁かれるはめに。やがて、演奏会の会場予約のため、真夏に徹夜で市民ホール前に並ぶ役目にかり出された陽子は、中学生だしそうそう親の出番もないと思っていた自分の間違いに気づくのだった――。
部活動を頑張る少年少女のかげで奮闘する、親たちの姿をユーモラスに描いた、傑作エンターテインメント。

【著者プロフィール】
加納朋子(かのう・ともこ)
1966年、福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部卒業後、化学メーカーに勤務。
92年、「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞受賞。95年、短編「ガラスの麒麟」で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞。
『てるてるあした』が2006年に、『七人の敵がいる』が12年に連続ドラマ化。『ささらさや』が14年に映画化。
12年に刊行された急性白血病での闘病記『無菌病棟より愛をこめて』も話題に。『月曜日の水玉模様』『レインレイン・ボウ』など著書多数。