書誌情報

小説/戯曲

愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない

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著者

著者:伊集院 静

あらすじ・概要

妻の死後、アルコールとギャンブルに溺れ、生きる軸を失ってしまったユウジは関西に居を移し、スポーツ紙の競輪記者エイジと出会う。
淋しがりやで、ケンカっぱやい男だった。他人と折り合うことの苦手なユウジもなぜかエイジだけには気を許せ、奇妙な安堵感を覚えた――。
CMディレクター時代の後輩、今は芸能プロダクションの社長である三村と再会した。ユウジを慕い、妻の病室に入れた唯一の男だった――。
「私はあなたの小説が読みたいだけなんだ」と編集者木暮は執拗に迫った――。まっとうな社会の枠組みでは生きられない
三人の“愚者"たちとの濃密な時間、友情を越えた男と男の愛を描いた著者渾身の自伝的長編小説!
10万部を突破したベストセラー、『いねむり先生』と同時代に紡がれた、小説家・伊集院静、もうひとつの「再生」の物語