書誌情報

小説/戯曲

かたづの!

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著者

著者:中島 京子

あらすじ・概要

第28回 柴田錬三郎賞
第4回 歴史時代作家クラブ賞作品賞
第3回 河合隼雄物語賞

慶長五年(1600年)、角を一本しか持たない羚羊が、八戸南部氏20代当主である直政の妻・袮々と出会う。
羚羊は彼女に惹かれ、両者は友情を育む。やがて羚羊は寿命で息を引き取ったものの意識は残り、祢々を
手助けする一本の角――南部の秘宝・片角となる。平穏な生活を襲った、城主である夫と幼い嫡男の不審死。
その影には、叔父である南部藩主・利直の謀略が絡んでいた――。東北の地で女性ながら領主となった彼女は、
数々の困難にどう立ち向かったのか。けっして「戦」をせずに家臣と領民を守り抜いた、江戸時代唯一の女大名の一代記。
著者初の歴史小説にして新たな代表作。