書誌情報

小説/戯曲

あるいは修羅の十億年

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著者

著者:古川 日出男

あらすじ・概要

テロ、移民、スラム化した東京、菌糸の生物兵器…
2026年の“未来の歴史"を幻視せよ。


舞台は2026年東京。
放射能汚染によって隔離された被災地「島」からやってきた、天才的騎手・喜多村ヤソウ。
東京オリンピック後、スラムと化した“鷺ノ宮"を偵察する「島」生まれの喜多村サイコ。
先天性の心臓病を患う少女・谷崎ウラン。
17歳と19歳と18歳の三人が出会うとき、東京を揺るがす事態が巻き起こる――。
日本、フランス、メキシコ、そして「島」。
遥かな未来になけなしの希望を託す、近未来長編。