書誌情報

小説/戯曲

帰郷

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著者

著者:浅田 次郎

あらすじ・概要

第43回大佛次郎賞受賞

もう二度と帰れない、遠きふるさと。

学生、商人、エンジニア、それぞれの人生を抱えた男たちの運命は「戦争」によって引き裂かれた――。戦争小説をライフワークとして書く著者が、「いまこそ読んでほしい」との覚悟を持って書いた反戦小説集。
戦後の闇市で、家を失くした帰還兵と娼婦が出会う「帰郷」、
ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工を主人公にした「鉄の沈黙」、
開業直後の後楽園ゆうえんちを舞台に、戦争の後ろ姿を描く「夜の遊園地」、
南方戦線の生き残り兵の戦後の生き方を見つめる「金鵄のもとに」など、全6編。

【著者略歴】
浅田次郎 あさだ・じろう
1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を受賞。その他、「天切り松 闇がたり」シリーズや、『一路』『黒書院の六兵衛』『獅子吼』など著書多数。日本ペンクラブ会長。