書誌情報
随筆/ノンフィクション/他
藤原清衡 平泉に浄土を創った男の世界戦略
著者
あらすじ・概要
約900年前、京の都からはるかはなれた東北・平泉に、理想国家の実現を目指した藤原清衡。
戦乱の続く中、父や妻子を殺された清衡は、武力でなく仏教の教えによる平和な統治国家「仏国土」建設を模索し、
京のみならず中国・明との交流も深め、世界的視野に立って行動する。
平泉研究の第一人者が、藤原四代の礎を築いた清衡を全く新しい視座から描く歴史読み物。
<目次>
第1章 中尊寺落慶供養のビッグイベントにて
第2章 国づくりのはじめに立ち返って
第3章 東アジアのグローバル・スタンダード
第4章 ハイブリッドな新人類の誕生
第5章 修羅の前半生
第6章 大夫から御館へ
第7章 金色堂に死す
【著者プロフィール】
入間田宣夫(いるまだ のぶお)
1942年宮城県生まれ。東北大学名誉教授。一関市博物館館長。専門は日本中世史で、平泉に関する研究の第一人者。