書誌情報

集英社文庫

ミドリさんとカラクリ屋敷

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著者

著:鈴木遥

あらすじ・概要

海の近くの湘南の街に、屋根から電信柱の突き出た家があった。その不思議な佇まいに惹かれて屋敷を訪れた著者は、90歳を超えたパワフルなミドリお婆さんと出会う。彼女は建築が大好きで、この家も自分で設計して建てたという。6世帯が共同で暮らす屋敷には、奇妙な仕掛けがいたるところに存在して――。カラクリ屋敷の秘密と波瀾万丈のミドリさんの生き様を軽快につづる、傑作ノンフィクション。

プロローグ すべては電信柱からはじまった
第一章 ミドリさんと坂の上の職人屋敷
第二章 原風景への回転扉 ルーツを追う旅 北海道篇
第三章 勇敢な女横綱、厨房に立つ
第四章 森の中の事業集団 ルーツを追う旅 ものづくり篇
第五章 電信柱の突き出た家と六尺の大男
第六章 田んぼの中の蜃気楼 ルーツを追う旅 新潟篇
第七章 ミドリさんと電柱屋敷の住人たち
第八章 からくり部屋の秘密
エピローグ ここから旅立った北海道移民たち
文庫版あとがき