書誌情報

集英社文庫

まぼろしの維新 西郷隆盛、最期の十年

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

著者

著:津本陽

あらすじ・概要

首がない。それは西郷隆盛の遺骸だった――。維新の大業を成し遂げた西郷は鹿児島に帰郷していたが、社会の混乱が収まらず、弟・従道の説得により新政府に加わる。精力的に改革を進める西郷だったが、朝鮮との外交問題を巡って大久保らと対立。そして、明治十年の西南戦争に突入する。彼は自らの死と引き換えに何を得ようとしたのか。隆盛の後半生に焦点を絞り、西南戦争の全貌を活写する長編。

第一章 新政府
第二章 恩讐の道程
第三章 怨恨の道程
第四章 風浪のとき
第五章 隆盛辞職
第六章 士魂とは
第七章 炎の気配
第八章 雷雲迫る
第九章 出陣
第十章 血戦
第十一章 露の命
第十二章 田原坂
第十三章 手負い獅子
第十四章 敗走
第十五章 日向路の雨
第十六章 沈む陽
第十七章 城山へ
第十八章 岩崎谷の穹
エピローグ 泣こよかひっ飛べ