書誌情報

集英社文庫

木もれ日を縫う

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試し読み

著者

著:谷瑞恵

あらすじ・概要

ファッション業界で働く紬の前に、長らく行方不明だった母親の文子が姿を現した。紬の部屋で暮らし始めた母は自身を「山姥になった」と言い、面影にもどこか違和感がある。困惑する紬は、同じく故郷を離れ東京で暮らす二人の姉に相談するが――。20代、30代、40代。それぞれの年代の三姉妹は、母との再会をきっかけに、自分自身を見つめ直すことになる。母と娘の絆を描く、心に染みるミステリー。

1 母の登場
2 男嫌い
3 襤褸をつなぐ
4 飯食わぬ女房
5 母とにせもの
6 けっして覗いてはいけません
7 山姥と三姉妹