書誌情報
集英社インターナショナル
くらもち花伝 メガネさんのひとりごと
著者
あらすじ・概要
1972年「メガネちゃんのひとりごと」でデビュー以降、「おしゃべり階段」「いつもポケットにショパン」「天然コケッコー」「花に染む」など、常に一級の少女まんがを描き続けてきたくらもちふさこ初の自伝&秘伝の書。これまであまり語られることのなかったデビュー当時の別冊マーガレット編集部の様子や壮絶な制作秘話、まんがの意外な裏設定など、知られざるエピソードが満載。まんがを描く人にも読む人にも、必ず響くこと間違いなし! 読めば、もう一度「くらもちワールド」にダイブしたくなる、ファン必携の一冊。※NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の劇中まんがの原作者。
はじめに 言葉にならない「思い」がまんがの源
1章:ときめきの泉(「このときめきを忘れるものか」
「だってメガネかけているのよ」
好きになると一歩引く心理
コンプレックスからミーハーへ
ひとめ惚れは一瞬のしぐさから
ギャップがあると、なお萌える
ちょっとひねったもので息を吐き出す ほか)
はみだしコラム1・多田かおる先生が導いたオタク道 2・『駅から5分』の陽大と入谷 3・そよの父親=くらもちふさこ
2章:まわり道のまんが道(一期一会を大切に
「まんが」との出会い
ひらめいた「日常にひとひねり」
『メガネちゃんのひとりごと』で目覚める自我
ストーリーにキャラが飲み込まれていく
アルファ波をコントロールする
『天然コケッコー』でつかんだ自分のペース ほか)
はみだしコラム4・小津桃子の生みの親 5・プロを目指していた友だち 6・初の専属アシスタント 7・病気の体験も、作品で活用する
3章:言葉で語らず、心を残すまんが術(まずは見た目から
ネームは、頭から順に進める
納得いくまであきらめない
しぐさでキャラクターを表現する
友だちでセンスを見せる
背景は引き算で
まんがで奏でるメロディ
気持ちは「ほわほわ」柔らかく
「繋がっている」何かを描く ほか)
4章:くらもちふさこ作品解説(1972-1978「別冊マーガレット」Early Days
1978-1990「別冊マーガレット」連載時代
1992-now「コーラス」「ココハナ」中心の時代)
作品よみがな索引
あとがきとお礼