書誌情報

ホーム社

わるい食べもの

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

試し読み

著者

著:千早茜

あらすじ・概要

幼少期をアフリカで過ごし、デビュー作『魚神(いおがみ)』が小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞をダブル受賞。『男ともだち』でも高い評価を得るなど文芸界の最前線を駆ける作家が、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の常識への疑問まで多彩につづる初のエッセイ集。「いい食べもの」情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。紙の書籍にはモノクロ掲載の人気イラストレーター・北澤平祐氏による挿画も、電子版には全てカラーで収録。

はじめに
モンバサのウニ
酔いの夜道
生きている卵
白い悪魔
蜂蜜レモン
カレーパン征服
エーデルワイス
嘘つきの大人
怪鳥のクリスマス
男の甘味道
かぼちゃ団子
果物を狩るけもの
節子の気配
ガリボリ系
魔の祭典
「いい」食べもの
暴食野郎
痛い飲みもの
食いだおれ金沢(前編)
食いだおれ金沢(後編)
花を喰う
月のバー
鍋ドン
パンを投げる
焼肉と虚ろな女
ひとり旅
大人の拒絶
なますにしてやる
茶の時間
怒りの入院食
かなわない人
溶けない氷
社食体験
猫と泣き飯
おかかごはん
隠れ食い
「海のものと山のもの」
Mind your own stomach
恩師の蕎麦
茄子肌
食べちゃいたい
あとがき