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パリの砂漠、東京の蜃気楼
著者
あらすじ・概要
一歳と四歳の娘と始めたパリでの母子生活。近づく死の影から逃れるための突然の帰国。夫との断絶の中、フェスと仕事に追われる東京での混迷する日々……。生きることの孤独と苦悩を綴った著者初のエッセイ集。<自分を愛することを認めてくれる人はたくさんいるけれど、自分を愛さないことも認めてくれる人は稀有で、金原ひとみさんはその一人だと思う。西加奈子><壊れるように成熟してゆく魂。パリ―東京の憂鬱を潜り抜け、言葉は、痛みと優しさとの間を行き交いつつ、気怠く、力強い。比類なく魅力的な作品。平野啓一郎>
パリ
01 ミルフィーユ
02 カニキュル
03 スプリッツ
04 ミスティフィカシオン
05 シエル
06 エグイユ
07 メルシー
08 ジュゾランピック
09 アボン
10 プリエル
11 ガストロ
12 ピュトゥ
東京
01 カモネギ
02 おにぎり(鮭)
03 玉ねぎ
04 フェス
05 ラーメン
06 牡蠣
07 修行
08 未来の自分
09 グループライン
10 母
11 アマゾン
12 フランス