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文学全集
完訳ファーブル昆虫記 第4巻 上
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あらすじ・概要
ハチやツバメは、なぜ人家に巣を造るのか?暖炉の脇に泥で巣を造るジガバチはなぜわざわざ人家の中に巣を造るのか。ツバメも人の家に巣を造る。これは自然界に造るより材料や時間が節約できるからではないか。本能を補う能力の考察をする。
【目次】
1章 キゴシジガバチ――煖炉に造られる泥の巣
(標本図・オウシュウキゴシジガバチ)
2章 ヒメベッコウ――クモの狩人
(標本図・ヒメベッコウ)
3章 無分別な本能――昆虫に理性はあるのか
4章 ツバメとスズメ――人家に巣を造る鳥と虫
5章 識別する力と本能――獲物や巣の材料を変更する能力
6章 最小の労力で仕事をする――力を節約するもう一つの能力
7章 ハキリバチ――融通のきかない巣造りと臨機応変の材料選び
(標本図・シロスジハキリバチ)
8章 モンハナバチ――植物の綿毛を集めて小部屋を造る
(標本図・オウシュウトモンハナバチ)
9章 樹脂で巣を造るモンハナバチ――形態は行動を決定しない
(標本図・ナナツバモンハナバチ)