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書誌情報

集英社新書

沖縄、基地なき島への道標

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著者

著者:大田 昌秀

あらすじ・概要

普天間基地の辺野古移設は何のため、誰のためか!?戦後60年、元沖縄県知事が痛切に問うウチナーの現在。
日本でただ一ヵ所、激烈な地上戦が闘われた沖縄。それは住民をも巻き込んだ悲惨極まる戦闘だった。そして戦後半世紀以上を経てもアメリカ軍基地の存在に苦しみ続ける沖縄。冷戦が終結してもなお、基地は必要なのか。普天間基地返還に伴うキャンプ・シュワブ沖への海上ヘリポート基地案の浮上。それはサミットという「アメ」との引き換えの新基地の押し付けでしかない。新資料を駆使して、日米の政治状況やアメリカの世界戦略をも考察しながら、元沖縄県知事が、基地存在の不当性を訴える。基地なき沖縄の明るい未来を視野に入れながら。

[著者情報]
大田 昌秀 (おおた まさひで)
一九二五年沖縄生まれ。四五年沖縄戦に沖縄師範学校生徒として動員される。五四年早稲田大学英文科卒業後、米シラキュース大学大学院に留学(ジャーナリズム専攻)。六八年琉球大学法文学部教授を経て、八三年同学部長。九〇年沖縄県知事に就任、二期八年間知事を務める。現在、太田平和総合研究所を主宰。著書に『沖縄の民衆意識』『総史沖縄戦』『沖縄の決断』『醜い日本人』『沖縄からはじまる』(共著)など多数。