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書誌情報

集英社オレンジ文庫

鬼恋語リ

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著者

著者:永瀬 さらさ装画:ねぎしきょうこ

あらすじ・概要

鬼と人間の対立を巡る、恋と陰謀の和風幻想譚。
泥沼化していた鬼と人間の争いは、戦いの最前線となっていた椿ノ郷の若き郷長・雪疾の死を以て一時休戦となり、郷長の妹・冬霞は和平の証として雪疾を討った鬼の頭領・緋天へ嫁ぐことになった。
そんな冬霞を早霧皇子は心配し、「助け出してみせる」と宣言する。
しかし、雪疾がかつて言っていた「自分の首を取る者がいたら、それは親友だ」という言葉から、冬霞は兄の死になんらかの陰謀が絡んでいると感じており、自ら真相を探ると決めていた。
いざと嫁いでみれば鬼族も一枚岩ではなく、人間との和平に関しても不安要素は多い。
緊張状態が続く中、少しずつ真相へ近づく冬霞は、不器用な緋天の心に触れて――?