書誌情報
集英社オレンジ文庫
カフェ古街のウソつきな魔法使いなくした物語の続き、はじめます
著者
あらすじ・概要
ウソと恋に効くお茶、あります――。
カフェ古街(こまち)を舞台におりなす、ウソつきたちの人間模様。
ハーブカフェ古街で働く万結には秘密があった。
人のウソが見えるのだ。
ウソを見るたびに傷つき、今では誰も信じることができないけれど、理解ある家族と楽しい職場に恵まれ、それだけで十分と思っていた。
なのに……。
ある日、万結は小学校に行けなくなってしまった姪・実乃里が通う絵画教室の講師・和樹と出会った。
万結が和樹にハーブの“ディル”を使ったサンドイッチと、和ハーブのマドレーヌをご馳走したことをきっかけに、二人は少しずつ親しくなっていく。
だけど万結にはウソが見えてしまうから、どうしても一歩を踏み出せなくて――。
そんなとき、実乃里がまた小学校に通える強い人になるため、魔女になる修行をしたいと言い出した。
その話を耳にした和樹も参加することになり、3人の魔女修行が始まったのだが……。
魔法って何だろう。
人はどうすれば、救われるのだろう。
そんな疑問を重ねながら、実乃里、和樹、そして万結の凪いでいた日々が変わっていく……!