書誌情報
集英社オレンジ文庫
九天に鹿を殺す煋王朝八皇子奇計
著者
あらすじ・概要
皇位を継承するために繰り広げられる、死の遊戯。圧倒的中華謀略譚!
中原の覇者・煋(セイ※)王朝では、皇帝の崩御とともに、次代の玉座を巡り八人の皇子が争う「九天逐鹿」が幕を開ける。
審判役である女帝の勅命のもと、宮中に現れる蠱鬼を狩り、代わりに得られる夭珠を増やしていく。さまざまな制約をかいくぐり、兄弟を陥れて、至尊の位にたどり着くのはただ一人。敗者には死あるのみ。
開始早々、気弱な第七皇子が脱落した。そこに、開始時に不在だった第四皇子が加入し、戦いは再び八人の対決となる。一方、かりそめの玉座を預かる女帝にも非情な未来が待ち受けていた。
新皇帝が誕生すれば、女帝は殺される運命にあるのだ。
卑劣な奸計が蠢き、情を断ち切れぬ者から滅びていく。凄惨な戦いを潜り抜け、最後に笑うのは果たして誰なのか――。
※「セイ」の漢字は「火へんに星」