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書誌情報

集英社オレンジ文庫

君を忘れる朝がくる。五人の宿泊客と無愛想な支配人

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著者

著者:山口 幸三郎装画:鈴木 康士

あらすじ・概要

忘れたい思い出、ありませんか?
それは半ば都市伝説のようなものだった。避暑地の林を抜けた先、花々が咲みだれる湖のほとりにひっそり佇む瀟洒なペンション「レテ」。
そこには不思議な部屋があり、一晩眠ると消し去りたいと願う記憶があとかたもなく消えるという。
その部屋の噂をどこかで聞いた人々が「レテ」を目指して集まって…。
料理上手だが寡黙なペンションオーナーの遠野愛文、彼をサポートするしっかり者の少女・多希、常連客で女流ミステリー作家の丸川千歳の前に、ワケあり顔の宿泊者が今日もひとり、現れる……。
なくしたい思い出をかかえた人々に送る、切なく優しいメメント・イストワール。