サムネイル1
サムネイル2
サムネイル3
サムネイル4
サムネイル5
サムネイル6

書誌情報

集英社オレンジ文庫

月の汀に啼く鵺は巷説山埜風土夜話の相続人

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

著者

著者:長谷川 夕装画:睦月 ムンク

あらすじ・概要

怪異に隠された優しさを照らし出す風土幻想奇譚!!
――ここにある小話集は、山埜村の村民より聞いた話を、あらためて記録したものである。
ただし、真偽のほどは定かでない

郷土史家だった祖父が死んだ。
顔も知らない祖父に複雑な思いを抱いていた大学生の晶は、弟の雫と共に遺品を処分することに。
だが、雫が見付けた遺稿「巷説山埜風土夜話」をなぞるような不思議な事件に次々と巻き込まれ……。
水没した村から発見された骨が導く天狗伝説の真実「消えた墓標」、
深山に眠る“マンボウ”を探す「夏の記憶」
かんざしに導かれ故人の無念を晴らす「鬼の棲む家」
恐怖の影で晶を惑わす母への慕情「まれびとさん」
ここに、鵺の声に始まる神隠しの物語が一編入っている「月の水際」

真偽不明の伝承に隠された過去、あえて真実を覆い隠した祖父の真意とは――?