書誌情報
集英社オレンジ文庫
合唱組曲・吸血鬼のうた
著者
あらすじ・概要
合唱コンサートの帰り、見知らぬ女性に『リュドミラ様』と呼び掛けられたエリカたち。
コーラスグループのピアノ奏者でエリカの友人・関谷しおりと、『リュドミラ』が瓜ふたつだというのだ。
帰宅したしおりから話を聞いた母・美穂子は何か知っているような様子だが、詳しくは語ろうとしない。
その矢先、美穂子が古美術品の取引で詐欺に遭ってしまう。
日本とトランシルヴァニアを繋げる、幻の秘宝〈マキシミリアン大公の十字架〉とは!?
詐欺事件の真相、そして十字架と『悪霊祓い』の伝説を確かめるため、しおり母娘とクロロック父娘は東欧へ飛ぶ!
表題作ほか、休日ショッピングに出かけたクロロック一家、デパートで凶悪殺人犯の待ち合わせに遭遇!?
『吸血鬼と悪夢の休日』、温泉地に向かう電車に駆け込んできたのは、クロロックと駆け落ちする女性!?
『吸血鬼の道行日記』の二編を収録。