書誌情報
集英社オレンジ文庫
聖女失格 2
著者
あらすじ・概要
これは、聖女失格の烙印を押された少女が、最強の聖女を目指す物語。
かつて神は「妖魔皇の瘴気で世界は滅ぶ」と託宣を下すと同時、未来を視る『聖眼』を巫女に授け、百年だけ滅びを回避する術を与えた。
以来、システィナ帝国では百年に一度、皇帝選が行われる。聖女と誓約して課題をこなし、より多くの瘴気を封じた者が皇帝となるのだ。
初代聖女の末裔ながら魔力を持たないシルヴィアは、天才の妹プリメラと比較され、虐待を受けていたが、なぜか聖眼を得てしまう。
家を飛び出したシルヴィアは妖魔皇ルルカと出会い、彼と誓約して皇帝選へ挑戦するも、プリメラとの対立により瀕死の重傷を負う。
ルルカの心臓を与えられて一命を取り留めたが、この騒動が原因で皇帝選は仕切り直しとなり…?