書誌情報
集英社新書
宇宙は無数にあるのか
著者
あらすじ・概要
インフレーション理論の提唱者がわかりやすく解説
宇宙はユニバース(単一の宇宙)ではなく、マルチバース(多重宇宙)だった!
ノーベル物理学賞・益川敏英氏も絶賛!
「彼にしか書けない最新の宇宙論。ワクワクしながら読んで欲しい」
宇宙はひとつしかないのか。実は近年、物理学の世界では、宇宙はユニバース(単一の宇宙)ではなくマルチバース(多重宇宙)であると言われている。
このマルチバース理論によって、宇宙創成や量子力学などが抱える様々な問題の辻褄が合い、宇宙論は飛躍的な発展を遂げたのである。では果たして、どのような宇宙が存在するのか。また、「宇宙が人間にとって都合よくできている」という人間原理は本当なのか?
宇宙の起源に迫る「インフレーション理論」を提唱し、宇宙論研究を国際的にリードする著者が、不思議な多重宇宙の世界を解説する。
[著者情報]
佐藤勝彦(さとう かつひこ)
一九四五年、香川県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学研究科博士課程修了。東京大学大学院理学系教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長などを経て、東京大学名誉教授、自然科学研究機構機構長、明星大学客員教授。宇宙創成における「インフレーション理論」提唱者の一人。著書に『宇宙論入門』(岩波新書)、『眠れなくなる宇宙のはなし』(宝島社)など。



