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書誌情報

集英社新書

美意識の値段

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著者

著者:山口 桂

あらすじ・概要

◆推薦◆
掛け値なしに、「面白い!」と断言できる本。
美術館に飛んでいって、是非とも本物を見たい!
という気持ちにさせられる。ーー平野啓一郎氏(小説家)

美術とマネーは動的平衡。
伝運慶作の仏像を日本古美術市場最高額でオークション取引成立させたのがこの著者。
絶対に面白い本ーー福岡伸一氏・大推薦(『動的平衡』著者)

◆内容◆
クリスティーズは世界二大オークション・ハウスのひとつ。
その日本法人の社長である著者は、長年東洋美術部門インターナショナル・ディレクターをつとめ、日本美術のスペシャリストとして多くの美術品と出会い、オークションを通じて、作品の橋渡しをしてきた。
本書は、オークションを取り巻く個性あふれる関係者、セールでの駆け引きはもちろん、美術品との数奇な出会い、真贋の見分け方、「歴史の一部」を預かるトップコレクター達の誇り、そして欧米でのオークション・ハウスと人々の関係等の逸話を紹介。
そして日本美術への想いを通して、アートと共にある生活を提案し、美意識の磨き方とそれをビジネスや人生に活かす視点を示す。

◆本書のポイント◆
◎鑑定ーー「人を見る眼は、モノを見る眼」
◎美術品の値段はどうやってきまるのか?
◎トップコレクターが持つ『歴史の一部』を預かるという意識
◎私とアートの半世紀
◎真贋をめぐるドラマ
◎「命懸け」の網干図屏風
◎「祟りじゃ!」な仏像
◎ドラッカーも日本美術の有名コレクターだった
◎世界に誇れる日本美術品は「文化外交官」である
◎「ホンモノ」を見抜く眼力の鍛え方
◎アートは「仕事に役立つ教養」なのか

◆著者略歴◆
山口桂(やまぐち かつら)
1963年東京都生まれ。クリスティーズジャパン代表取締役社長。京都造形芸術大学客員教授。立教大学文学部卒業。
1992年、クリスティーズに入社し、日本・東洋美術のスペシャリストとして活動。
19年間NY等で海外勤務をし、2008年の伝運慶の仏像のセール、2017年藤田美術館コレクションセール、2019年伊藤若冲作品で有名なプライス・コレクション一九〇点のプライベートセールなど、多くの実績を残す。