書誌情報
集英社文庫(日本)
震災風俗嬢
著者
あらすじ・概要
触れられなかった3.11の裏側
東日本大震災後、一週間で営業を再開。
被災地の風俗嬢を8年にわたり取材。剥き出しの人間の姿を浮き彫りにする震災ノンフィクション
東日本大震災からわずか一週間で営業を再開させた風俗店があった。そこには妻子を亡くし、家や仕事を失った被災者が引き寄せられていた。義援金や保険金が入った彼らは、精神的な癒やしを求め、女性のもとに通う。だが、風俗嬢もまた被災者。やがて心身を壊す女性も現れ……。被災地の風俗嬢を8年にわたり取材。これまで決して報道されなかった震災の裏側を性風俗という切り口から明らかにする。