書誌情報
集英社文庫(日本)
岐山の蝶
著者
あらすじ・概要
織田信長、明智光秀。両雄に愛された女性「濃姫」──。
絡み合う運命は、「本能寺の変」へと向かう。いきなり文庫!
「美濃の蝮」の異名で恐れられた斎藤道三の娘・帰蝶は、密かに従兄・明智光秀に好意を寄せていた。しかし、隣国である尾張との衝突を避けるため、織田信長との縁談が進められることに。故郷に心を残しつつ嫁いだ帰蝶、信長、そして光秀……それぞれの運命は複雑に絡みあい、「本能寺の変」へと繫がっていく──。史実を大胆に換骨奪胎し、強く、そして美しく生き抜いた女性を鮮やかに描く時代小説。