書誌情報
集英社文庫(日本)
焼け跡の高校教師
著者
あらすじ・概要
敗戦占領下の沖縄。若き国語教師の奇跡の授業!
物はないが戦争が終わった開放感に満ち溢れた時代の学校生活を描く自伝的小説。いきなり文庫!
戦後占領下の沖縄。大学を中退し米軍諜報機関の翻訳作業についた私は、仕事に倦んで教師へと職を変えた。赴任先は、校舎も教科書もない高校。だが、日本の影響を受けないここで、国語ではなく"文学"を教えたい。自分の創作戯曲を生徒達に演じさせようと考える。物はないが、もう戦争はないという開放感に満ち溢れた時代の少年少女と教師を描く。著者が自分の一番輝いていた時と回想する自伝的小説。