書誌情報
集英社文庫(日本)
蝶のゆくへ
著者
あらすじ・概要
ガールズ、ビー・アンビシャス!
新しい生き方を希求した明治の女性たち──。
葉室麟が遺した、今を生きるあなたへのラストメッセージ。
明治28年、旧仙台藩に生まれた星りょうは、自分らしく生きたいと願い、18歳で上京し、明治女学校へ入学する。その利発さから「アンビシャスガール」と呼ばれていたりょうは、新しい生き方を希求する明治の女性たち──校長の妻で『小公子』翻訳家・若松賤子、勝海舟の義娘クララ、作家・樋口一葉らと心を通わせていく。新時代への希望と挫折、喜びと葛藤が胸に迫る、著者からのラストメッセージ。