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書誌情報

集英社文庫(日本)

絵金、闇を塗る

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著者

著者:木下 昌輝

あらすじ・概要

市川團十郎 武市半平太 前村洞和……
異端の天才絵師の筆に妖しく導かれる幕末の男の生と死

幼少時より絵の才能を発揮し、狩野派の技法を異例の早さで修得した天才絵師・弘瀬金蔵。通称・絵金と呼ばれた男は江戸から故郷の土佐に戻り、土佐藩家老のお抱え絵師となるも、仕組まれた事件により追放される。独自の美を追求した絵金は、土俗的で血みどろの芝居絵など見る者を怪しく魅了する作品を描き続けた。その絵に翻弄された男たちの生と死から芸術の魔力が浮かび上がる傑作時代小説。