書誌情報
集英社文庫(日本)
朱花の恋易学者・新井白蛾奇譚
著者
あらすじ・概要
「美」と「奇」と「謎」の糸で「心」を織りなす物語──
実在の易学者・白蛾が江戸時代の京都で謎を追う。時代小説に新風を吹き込む話題作。
三田主水さん激賞!! いきなり文庫!
江戸時代に京都で名を馳せた易学者・新井白蛾。彼の霊能力は、易具である算木に秘められた美しき巫女・朱姫がもたらしたものだった。彼だけが見え、話ができる朱姫との清らかな恋。だが「秘易を手にするものが己のために占えば力を失う」という言葉通り、自らの運命は杳として知れなかった。京に相次ぐ火難の謎を追ううち、秘易の意味や出生の秘密等が明らかになり──。実在の人物を主人公に占術と恋を描いた時代小説。