書誌情報
小説/戯曲
ナポレオン 3転落篇
著者
あらすじ・概要
【祝!第24回司馬遼太郎賞(2020年度)受賞】
またたく間にヨーロッパの頂点へ上り詰めた男の栄光と凋落。
稀代の英雄の一代記、ここに完結!
諸国との戦争に破竹の勢いで勝利し続け、ヨーロッパをほぼ手中に収めたナポレオン。オーストリア皇女と再婚して跡継ぎにも恵まれ、絶頂期を迎えるが、酷寒の地・ロシアへの遠征に失敗し、対フランス同盟軍に追い詰められてゆく。
1814年、ついに退位を余儀なくされ、地中海に浮かぶエルバ島への追放が決まるが――。
「まだ私は終わりではない」。再起を懸け、男は最後の戦いに挑む!
【著者略歴】
佐藤賢一(さとう・けんいち)
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞。2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞。『ハンニバル戦争』『遺訓』『テンプル騎士団』など著書多数。