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書誌情報

翻訳単行本

赤の大地と失われた花

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あらすじ・概要

奪われた人生を取り戻す。オーストラリアに咲く花とともに――
30か国で版権を取得。ドラマ化も決定した、少女と勇気の物語。
「自分の物語の価値と力を疑う女たちに、本書を捧げる」――著者

天気のように機嫌が変わる父、優しくも悲しそうな目をしていた母。火事で両親を亡くしたアリスは、わけもわからぬまま、初めて会う父方の祖母に引き取られることになる。連れていかれたのは、オーストリア固有種の花を育てる花農場。そこで働き暮らすのは、世間から爪弾きにされた女たちだった。

心に大きな傷を抱えたアリスを救ったのはオーストラリアのネイティヴフラワーの花言葉、
そして、悲しみを抱えた女たちの強さと優しさ――
自己や虐待、DVなど、自らの価値を失った少女が、自分の言葉と物語を見つけるまでを描く、衝撃のデビュー長編。

The Australian Book Industry Awards受賞、2020年配信ドラマ化決定!

【著者略歴】
ホリー・リングランド
HOLLY RINGLAND

オーストラリアのクイーンズランド州南東、母親の熱帯植物の庭で、裸足で駆け回って育つ。9歳の時から2年間家族と共に北米でキャンピングカー暮らしをしながら各地の国立公園を旅したことがきっかけで、様々な文化と物語に興味をもつようになる。20代の頃、オーストラリア中央部の砂漠地帯にある先住民族のコミュニティで4年間働く。2009年にイギリスへ渡り、2011年にマンチェスター大学で創作の修士号を取得。現在はイギリスとオーストラリア双方を行き来する日々を送っている。エッセイや短編がアンソロジーや文芸誌に掲載され、2018年に本書 THE LOST FLOWERS OF ALICE HARTで長編デビュー。既に30か国で版権が取得され、2019年にはThe Australian Book Industry Awardsの一般文芸書部門を受賞した。配信ドラマ化も決定している。

【訳者略歴】
三角和代
みすみ・かずよ

福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家。
主な訳書に、ヨハン・テオリン『黄昏に眠る秋』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、サラ・プール『毒殺師フランチェスカ』(集英社文庫)、キャシー・アンズワース『埋葬された夏』、ジョン・ディクスン・カー『盲目の理髪師』(以上創元推理文庫)、キジ・ジョンスン『霧に橋を架ける』(創元SF文庫)、ジャック・カーリイ『百番目の男』(文春文庫)など多数。