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書誌情報

小説/戯曲

ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。

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著者

著者:曽我 大介

あらすじ・概要

もし、ベートーヴェンが現代によみがえったら________?

2020年、生誕250年を迎えた楽聖ベートーヴェン。2度の大戦により、ヨーロッパ各地に散逸していた生前の貴重な資料や文献が、近年、いくつも発見されています。それにより、音楽史上類まれな才能を持った巨星の新たな素顔や作曲の真実が次々と明らかとなり、改めて世界のクラシック・ファンの注目を集めています。本書は、世界的国際指揮者コンクールで2度の優勝を果たし、日本はもとより世界の著名オーケストラと共演を続ける気鋭のマエストロ・曽我大介さんが、ベートーヴェンになり代わって、現代のウィーンの街じゅうを歩きまわる奇想天外&前代未聞のウィーン・ミュージックガイド。
ある朝、ベートーヴェンがいつものように目を覚ますと、あろうことか、そこは21世紀のウィーンだった!!!!
自身の博物館にまず驚き、研究員と押し問答。やがて、自分と同時代に生きた音楽家たちの史跡を訪ね歩くことを思いつき、市電に乗り、史跡を巡り、墓地へ向かいます。カフェでお茶をし、ホイリゲでワインと料理に舌鼓。ついには、楽友協会のコンサートへ乱入し、なりふり構わず指揮まで始めてしまうベートーヴェン先生。
♪ジャジャジャジャ~~~ン!! ベートーヴェン先生の行くところ、どこもかしこもドラマティックな事件に溢れています。
珠玉の名曲を伴奏に贈る「ありそうでなかった」楽聖によるウィーン観光案内。クラシック・ファン垂涎のクリスマス・プレゼント!

【目次】
プロローグ
1 ベートーヴェン、21世紀に現る!
2 ベートーヴェン、自分の作品の録音に驚く
3 ベートーヴェン、路面電車に乗る
4 カフェでくつろぐベートーヴェン
5 ベートーヴェン、馴染みのホイリゲへ
6 ベートーヴェン、楽友協会へ
7 ベートーヴェン、自分の銅像と出会う
8 ベートーヴェン、運命の出会い?
9 ベートーヴェン、ピアノのレッスンをする
10 ベートーヴェン、自分のサインを見つける
11 黄金のキャベツとベートーヴェン
12 ベートーヴェン、寿司を食べる
13 ベートーヴェン、料理をする
14 自分の墓の前に立つベートーヴェン
15 風雲急を告げる
エピローグ

【著者略歴】曽我大介(そが・だいすけ)
1965年、東京生まれ。指揮者、作曲家。桐朋音大でコントラバスを専攻後、ルーマニア音大を首席で卒業。ウィーン国立音大に移って、指揮法を学ぶ。B・ハイティンク、G・シノーポリ、小澤征爾らに師事。93年、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。98年には、キリル・コンドラシン国際コンクールでも優勝。以後、日本はもとより世界各地の著名オーケストラと共演を続けている。作曲家としての活動も盛んで、自作の管絃楽曲が、日本のほか、アメリカ、イタリア、ルーマニアなど、各国で喝采を浴びた。現・東京ニューシティ管弦楽団正指揮者。