サムネイル1
サムネイル2
サムネイル3
サムネイル4
サムネイル5
サムネイル6
サムネイル7

書誌情報

インターナショナル新書

三河吉田藩・お国入り道中記

埋め込みコード(HTML)

※このコードをコピーしてサイトに貼り付けてください

著者

著者:久住 祐一郎

あらすじ・概要

第3回「日本ど真ん中書店大賞」受賞!! (ご当地部門愛知)

書評・著者インタビューが掲載されました
2019年 4/4 東日新聞 2019年 4/6 東愛知新聞 2019年 4/9 中日新聞 
2019年 5/11 週刊東洋経済 2019年 5/26 読売新聞 2019年 5/26 東京新聞
2019年 6/20 週刊文春 2019年 7/10 文藝春秋(8月号) 2019年 8/8 朝日新聞(東海3県版)など

三河吉田藩の目付役が書き残した詳細な記録から「参勤交代のリアル」を再現!

天保12年(1841)、病気の藩主に変わって江戸から国元の三河吉田(豊橋)への参勤交代を命じられた若殿・松平信宝(のぶとみ)。若殿にとっては初めてのお国入りである。
この参勤交代の準備を仰せつかったのが目付役の大嶋左源太。
しかし、決まらない日程、馬に乗れない老家臣、ダブルブッキング、初のお国入りの理想と財政難という現実……次々と問題が持ち上がる。左源太は、若殿を無事に出発させることができるのか?

磯田道史氏推薦!
「三河吉田藩の若殿様が参勤交代をした時の詳細な記録が発見された。この古文書をもとに参勤交代の驚くべき実情が明らかにされる」

――(本書「はじめに」より)
江戸時代に何万回と繰り返された参勤交代のうちのたった一回に焦点をあて、残された古文書を読み解いていくことでその実態を紹介しようという、きわめてミクロな視点の本である。しかし、ミクロな視点だからこそ見えてくるもの、知ることができるものも多い。電話やインターネットのような通信手段のない江戸時代で、何百人もの宿泊場所をどうやって予約していたのか。道中で発生した様々なアクシデントにはどのように対処していたのか。全国各地で日常的に繰り広げられていたが、現代の私たちにとっては知らないことだらけの参勤交代の実態が浮かび上がってくる。

――(目次より抜粋)
第1章 若殿と左源太
第2章 参勤交代アレンジメント
第3章 ”サンキュー”におまかせ
第4章 必読!参勤交代マニュアル
第6章 その後の三河吉田藩と大嶋家

■著者略歴
久住祐一郎(くすみ・ゆういちろう)豊橋市美術博物館学芸員。1984年、新潟県生まれ。岡山大学教育学部卒業。同大学院社会文化科学研究科博士前期課程修了。豊橋市二川宿本陣資料館学芸員を経て現職。交通史学会常任委員。主要論文に「東海道二川宿における商家の経営と地域金融」(『三河―交流からみる地域形成とその変容―』雄山閣)、「大河内松平氏時代の吉田城」(『三河吉田城』 戎光祥出版)など。