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書誌情報

随筆/ノンフィクション/他

ぼくは挑戦人

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著者

著者:ちゃんへん.構成:木村 元彦

あらすじ・概要

世界で活躍するプロパフォーマーのアイデンティティをめぐる長い旅。

「向かい風へと走り続けたら、身近に触れる幸せにたどり着いていた。
 “生き方”を強烈に問いながらも、じんわり温かい、壮大な旅の軌跡がここにある」
  ――フォトジャーナリスト・安田菜津紀氏

「在日として生まれ、生きることが、こんなにも痛くて、楽しくて、切なくて、
 おかしくて、愛おしくて、力強いって、知ってました? 」
  ――映画評論家・町山智浩氏

在日コリアンが集住する京都ウトロ地区出身。根強い民族差別を背景に、小学校時代は苛烈ないじめに遭う。
中学2年の時にジャグリングに出会い、各種大会で優勝。ビートたけし氏からの助言を受け、翌日大学に退学届を提出し、プロパフォーマーとして海外で活躍。これまで82の国と地域で舞台を踏んだ。
現在は大阪を中心とした学校での講演活動が話題を呼んでいる。

本書は、これまでのいじめ体験、そして自らのアイデンティティに悩むも、世界での様々な出会いによって答えを見出した著者が、半生を振り返る一冊。
構成はノンフィクションライターの木村元彦氏。



著者:ちゃんへん.
本名は金昌幸(キム・チャンヘン)。1985年、京都府宇治市生まれ。中学2年の時にジャグリングと出会い、翌年には米国のパフォーマンスコンテストで優勝。『大道芸ワールドカップ2002』では出場者中最年少17歳ながら人気投票1位を獲得。高校卒業後は海外で本格的にプロパフォーマーとして活動し、これまで世界82の国と地域で公演。マイケル・ジャクソン、金正恩の前でもパフォーマンスを披露した。
オーストラリア『第50回ムーンバフェスティバル』にて最優秀パフォーマー賞を受賞。
2009年からは活動の拠点を日本に置き、現在は国内外で年間200を数える公演を行っている。

構成:木村元彦(きむら・ゆきひこ)
1962年愛知県生まれ。中央大学卒。ノンフィクションライター。主な著書に『オシムの言葉』(集英社文庫)、『蹴る群れ』(集英社文庫)、『無冠、されど至強 東京朝鮮高校サッカー部と金明植の時代』(ころから)など。

第1章 いじめと差別
  最初の記憶/ウトロ地区/「岡本昌幸」になった/おばあちゃんの跳び膝蹴り/無視/「ちょうせん人死ね!」/  暴力の日々/おかん、校長室に登場

第2章 ジャグリングとの出会い
  「コロコロ」が学校生活を変えた/ハイパーヨーヨーに夢中/初めてのステージ/ジャグリングとの出会い/
  国籍を選ぶということ/おかん、職員室で啖呵切る

第3章 世界的プロパフォーマーへ
  入国でひと騒動/まさかの結果/9・11の衝撃、アメリカとヨルダン/韓国への揺れる想い/
  大道芸ワールドカップその1/大道芸ワールドカップその2/ヨルダン再び/
  ビートたけしさんの言葉と、テレビの反響/ケニア・南アフリカ編/
  マイケル・ジャクソンの「そっくりさん」?/ブラジルのファベーラ編/パレスチナの難民キャンプ編

第4章 ルーツを辿る旅
  韓国編/北朝鮮編/金正恩に話しかけられた/サハリン編

第5章 僕の「役割」
  ハラボジの遺言/パフォーマーの苦しみ/哀しみのハンメ/ヘイトスピーチのデモ/学校の講演会で

エピローグ ―― 家